初のタイトルへ“王手”をかけた増田八段は、「序盤の作戦はかなり工夫した。中盤以降はよくわからない展開だったが、最終盤を間違えずに指すことができたのは成長できた部分だと思う」とコメント。運命の第4局に向けて「先手番の作戦も練らないといけない。2勝できたアドバンテージがあるので、次も全力を尽くして頑張りたい」と意気込みを語った。
一方、藤井棋王は「終盤の一番大事なところでやってはいけないミスが出てしまった。こういうことが無いようにしないといけない」と厳しい表情。「ここまであまり内容としても良くないので、少しでも良くしていけるように頑張りたい」と次戦を見据えていた。
現在、藤井棋王はかつてない厳しい局面に立たされている。並行して行われている「ALSOK杯第75期王将戦七番勝負」でも、挑戦者の永瀬拓矢九段(33)を相手に1勝3敗と苦しい戦いを強いられており、すでにタイトル失冠の危機に瀕している。今回の敗戦により、同時期に防衛戦を戦う2つのタイトル戦で「ダブルカド番」を背負うという、絶対王者にとって最大の試練が立ちはだかることとなった。
運命の棋王戦第4局は、3月15日に栃木県日光市の「日光きぬ川スパホテル三日月」で行われる。数々の金字塔を打ち立ててきた藤井棋王は、この逆境を跳ね返し、王者の意地を見せることができるのか。土俵際からの逆襲へ、その一手一手にこれまで以上の熱い視線が注がれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより




