では、スピード重視の1000円カットはどこまで要望に応じてくれるのか。大手チェーンに取材を申し込んだが回答は得られず。そんな中、大手1000円カットに7年間勤務していたカット専門美容師のあおた氏がその内幕を教えてくれた。
あおた氏によると、理容師にとって「3ミリ」がひとつの分岐点になるという。「理容師ならわかるが、3ミリ以下ぐらいから一気に手数が増える。3ミリ以下はやらないというお店もある」。
あおた氏が勤務していた時はなんと1日最大59人、年間およそ1万人をカットしており、その数をさばくポイントは「カットの手数を増やさない」こと。古賀のような生え際0.8ミリ、横1ミリといった要望は、10分を基本単位とする店にとって経営リスクと捉えても無理はないという。
あおた氏は「(10分過ぎると)まだやってるのみたいな。他のスタッフとか、待っているお客様から遅いと思われている雰囲気は感じる。(古賀さんの時は)そのスタッフが何か思っているというより、上の人に『時間かけすぎ』『次はお断りしよう』と言われたのかもしれない」と指摘する。
注文をしてはいけないわけでもない?
