■元暴対課が明かす組織の巨大化と捜査の裏側
元警視庁暴力団対策課の平野晃也氏は、ナチュラルについて、「2020年の歌舞伎町でのトラブルから本格的に捜査に入った。この組織は会長の下に主要メンバーがおり、各部門に役割を与えて組織化している会社形式のグループだ」と解説した。
この種の組織が暴力団と異なる点として「暴力団は完全な縦社会だが、スカウトグループはあくまでビジネス目的で集まっている」。しかし、暴力団との接点については「スカウトの利益が暴力団の資金源(みかじめ料)になっている。彼らは縄張りを守る暴力団に挨拶をし、自分たちの行為を容認させている」と、裏社会の繋がりを明かした。
また、警察側の情報が漏洩した事件については、「警察官としての倫理観を持って一線を引かなければならない。相手と駆け引きをする中で、取引(情報の交換)をやってしまうと足を取られることになる」と、捜査の難しさと危うさを指摘した。
■イタチごっこの現状と今後の展望
