3.11に卒業祝いの赤飯、1本の電話で2100食を廃棄…いわき市長「教育委員会の判断ミスだった」「これからの難しい社会を生きていく子どもたちにとって考える機会になる」

ABEMA Prime
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■教育現場の「事なかれ主義」とリスクマネジメントの課題

小野順三氏
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 なぜ、たった1件の電話でここまでの事態に至ったのか。リザプロ代表の孫辰洋氏は、組織のオペレーションの問題を挙げる。「今の日本の教育機関は事なかれ主義で、トラブルをゼロにすることを優先している。誰か一人が焦って電話を受けてしまうと、組織内での合意がないまま安直な判断に走ってしまう」。

 また、衛生管理基準により「残食の持ち帰りは避けるべき」というルールがあることも、廃棄の一因となった。しかし、内田市長は「文部科学省の基準は、唾液による汚染などを想定したもので、今回のようなケースでの持ち帰りを一律に禁止しているわけではない。現場判断で責任を持って処理すれば、おにぎりにして持ち帰るなどの解釈も取れたはずだ」と、柔軟な対応の可能性について言及した。

 今回の騒動を受け、いわき市では教育委員会との連携を強化するため、専属の連絡員を配置するなどの対策を検討している。「正解がない中で、どういう答えを導き出すか。これからの難しい社会を生きていく子どもたちにとって、最高の考える機会になる。画一的に丸バツをつけるのではなく、子どもに投げかけて考えさせることが重要だ」と述べた。

 小野氏も「4月以降でも構わないので、子どもたち自身が『どうしたらよかったか』を話し合う材料にしてほしい」と期待を込める。

(『ABEMA Prime』より)

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