■教育現場の「事なかれ主義」とリスクマネジメントの課題
なぜ、たった1件の電話でここまでの事態に至ったのか。リザプロ代表の孫辰洋氏は、組織のオペレーションの問題を挙げる。「今の日本の教育機関は事なかれ主義で、トラブルをゼロにすることを優先している。誰か一人が焦って電話を受けてしまうと、組織内での合意がないまま安直な判断に走ってしまう」。
また、衛生管理基準により「残食の持ち帰りは避けるべき」というルールがあることも、廃棄の一因となった。しかし、内田市長は「文部科学省の基準は、唾液による汚染などを想定したもので、今回のようなケースでの持ち帰りを一律に禁止しているわけではない。現場判断で責任を持って処理すれば、おにぎりにして持ち帰るなどの解釈も取れたはずだ」と、柔軟な対応の可能性について言及した。
今回の騒動を受け、いわき市では教育委員会との連携を強化するため、専属の連絡員を配置するなどの対策を検討している。「正解がない中で、どういう答えを導き出すか。これからの難しい社会を生きていく子どもたちにとって、最高の考える機会になる。画一的に丸バツをつけるのではなく、子どもに投げかけて考えさせることが重要だ」と述べた。
小野氏も「4月以降でも構わないので、子どもたち自身が『どうしたらよかったか』を話し合う材料にしてほしい」と期待を込める。
(『ABEMA Prime』より)
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