<大相撲三月場所>◇十三日目◇20日◇大阪・エディオンアリーナ
勝ち名乗りを受け、土俵を降りた力士が、深々と、そして長く土俵に向かって頭を下げ続けた。静寂に包まれた館内で、感謝を噛みしめるような異例の所作にファンからは「長すぎるお辞儀」「お辞儀が感慨深い」「心が洗われる」「いいお辞儀」と多くの反響が寄せられた。
注目を集めたのは、序二段百枚目・木竜皇(立浪)と序二段六十三枚目・薩摩翔(追手風)の一番。取組は木竜皇が圧倒的な馬力で薩摩翔を寄り切り、7戦全勝で今場所を終えた。
木竜皇はかつて十両十二枚目まで番付を上げた実力者だが、昨年3月の春場所六日目に右膝を負傷。七日目以降休場を余儀なくされ、その後5場所を全休した。序二段八十枚目まで番付を落として復帰した今年初場所は、一番だけ相撲を取り、十三日目に唯一の白星。復活を期す今場所は、序二段でまさに敵なしの快進撃を続け、この日も力の差を見せつけた。
取組後、土俵下で見せた約5秒間にわたる丁寧な一礼には、どん底から這い上がってきた執念と、再び土俵に立てる喜びが凝縮されていた。視聴者からは「流石にそうなる」「相手にならんよね」といった強さへの驚きとともに、その姿勢を称賛する声が上がった。7戦全勝とした木竜皇は、こちらも期待の大型新人・天昇山との全勝対決を制した旭富士と千秋楽に行われる優勝決定戦に臨む。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2026年3月場所 9日目
更新日時:2026/03/16 19:11
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗

