■第7次エネルギー基本計画と「原子力の位置付け」
第7次エネルギー基本計画について、国際大学学⾧、元経産省審議員の橘川武郎氏は「数字を見れば、第6次計画よりも第7次の方が再エネの比率が上がり、原子力は据え置きだ。再エネの主力電源化という方向がはっきり出ている。メディアが言うような『原発回帰』ではなく、原子力は地盤沈下して副電源化しているという数字だ」と指摘した。
続けて、原子力の位置付けが「可能な限り依存度を低減する」から「最大限活用する」に変わったとされる点について、「言葉ではそう言うが、実際の数字はそうなっていない。これが第7次計画のトリックだ」といい、「エネルギー業界は、火力の比率が上がる現実的なシナリオで動いている」とした。
エネルギー経済社会研究所代表の松尾豪氏は「この計画は2050年のカーボンニュートラルを前提に作成されている。カーボンニュートラル電源の主力は明らかに再エネであり、原子力は数字上は事実上変わっていないため、位置付けも大きくは変わっていない」との見解を示した。
■再生可能エネルギーの可能性と課題
