千秋楽のこの日、幕内土俵入りを前に各段の優勝決定戦や表彰式が行われた影響で、全体の進行が予定よりも押していた。そのため、東方の幕内力士土俵入りは通常よりもハイペースで開始された。そんな中、注目のシーンは序ノ口優勝決定戦を制した阿龍(中村)が表彰状を手に花道を下がっていく際に起こった。
花道の奥から幕内力士が続々と入場してくる中、阿龍は慌てて右端によけて道を譲った。その反対側には、大阪場所名物のアイス売りのお姉さんの姿があった。シルバーのクーラーボックスを肩にかけ、「アイスクリーム Ice Cream 500円」と書かれた紙を手にした女性だ。プロ野球ではお馴染みの売り子の姿だが、大相撲においてアイスの売り子が登場するのはこの大阪場所だけ。いわばちょっとした風物詩である。
入場する力士たちの勢いに圧倒されかねない場面だったが、アイス売りのお姉さんは咄嗟にフェンスの隙間へと入り込み、目立たないよう小さくしゃがんで力士たちの通過を待った。この咄嗟の何気ない配慮に、ABEMAファンも注目。「さり気ない振る舞い素敵」「力士への気遣いやね」といった声が寄せられた。
“荒れる春場所”も終わってみれば関脇・霧島(音羽山)が14場所ぶり3度目の優勝を飾って幕を閉じた。場所後には臨時理事会の招集が報じられ、五月場所での霧島の大関返り咲きは確実な状況となった。5月10日(日)から東京・両国国技館で開催される来場所には今場所休場となった横綱・大の里(二所ノ関)も戻ってくるはずだ。今場所負け越した安青錦はカド番での場所となるが、2横綱・2大関をはじめとする熱い熱戦に期待したい。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2026年3月場所 9日目
更新日時:2026/03/16 19:11
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗
