■時短勤務の女性上司と男性の年上部下…アンコンシャスバイアスへの対処法
年下上司の中でも、子育て中で時短勤務をしている女性が上司だった時に、年上の男性部下がついた時には、お互いより接し方への工夫をしてほしいという。
「私はアンコンシャスバイアス、まずこれが大きく関連していると思っている。育児をされている方もいろいろな価値観を持っているけれど、例えば、女性である、そして育児をしているということによって、仕事はこれくらいにしたいのかなとか、この仕事は渡さない方がいいのかなと(男性部下が)自分で解釈しすぎてしまって、コミュニケーションを取りに行かないこともある。無意識のうちにこうなんじゃないかと決めつけてしまうことが、今の関係性の中では起こりやすいかなと思う」(千葉氏)
無意識の決めつけであるアンコンシャスバイアスの危険性に、どのように対処すると良いのか。
「どう働きたいのかを言語化すること。それはアンコンシャスバイアス全くなしにして、本人の意思をしっかりと言葉として聞いていく。そうすることでその方の価値観に沿った仕事の提案ができたりとなっていくと、関係性は構築しやすいかなと思う」
これには滝川氏も同意する。「育児中の人とか子どもが小さい人に対して配慮しましょう、残業させないようにしましょうみたいな風潮が社会に浸透したこと自体は良かったと思うけれど、今度は逆に腫れ物に触るように接するみたいなことも副作用として生まれている面もある。子育てしている人はちゃんと支援しなきゃ、支えてあげなきゃ、困っているんじゃないかな、大変だよねっていうのが走りすぎると、それはそれで決めつけになってしまう」。
「子どもがいてもバリバリ働きたい人もいる。ただ、自分も子育てしている側だから思うけど、やっぱり自分がどういうタイプなのか、どのくらいの仕事の仕方なのかをしっかり自己開示するのも(必要で)、これは気を遣われる側の責任もあるかなと思う」
職場のコミュニケーションを変える「Good & New」と役割の認識
