行きたい場所に自由に行ける。誰もが感じる“当たり前”の行動が制限され、生きづらさを感じている視覚障害者が多くいる。団体の調査では、実に半数近くの盲導犬ユーザーが、飲食店などの施設で受け入れ拒否にあっていたことが明らかになった。
人間の目となり、安全な歩行をサポートする盲導犬は「補助犬」の一種で、他にも手足に障害のある人をサポートする「介助犬」、耳が不自由な人に必要な生活音を知らせる「聴導犬」が存在する。こうした補助犬の受け入れは法律で義務づけられているが、苦情を訴える他の客もいる。
ベリーベスト法律事務所の杉山大介弁護士は、その背景に「盲導犬への理解不足」を指摘し、「『動物だから飲食だと良くないんじゃないの?』というような、ふわっとした感覚をもとに、『ダメだ』とか言ってしまうことが多い。ただの犬ではなく、どれだけの訓練を受けて、何ができる犬なのかも理解した上で、対応しなければいけない」と法律の趣旨を説明する。
障害のある人に対する「合理的配慮」の提供が義務化されてもなお、なぜ理解は広まらないのか。『ABEMA Prime』では、共生社会の前に立ちはだかる壁について、当事者と考えた。
■何度も入店拒否された盲導犬ユーザー
