住宅事情に詳しい専門家は、テレビを置かない居住者が増えたことで、部屋探しの基準が変わってきていると指摘する。
「学生でも下宿するとテレビを買わない方が出てきている。賃貸物件のインターネット無料が増えてきている。単身物件でも4割を超え始めている。相当なものだ」(プリンシプル住まい総研の上野典行所長)
総務省の調査でも、若者はテレビよりも圧倒的にネット利用時間が長い結果に。テレビを置かない分、部屋選びで重要視するのは、インターネットの快適さだという。
「今まで賃貸は『一番安いエアコン、キッチンでいいかな』とか言っていたのが、入居者が『(ネットは)速いですか?』とか『セキュリティーは大丈夫?』『動画大丈夫?』『オンラインで仕事するんですけど』。変わったね、時代は、という感じだ」(上野氏)
さらに、部屋の間取りについても変化が。かつてはテレビを置くため、コンセントの位置を気にしていたが、上野氏は「『トイレに電源が欲しい』とか言う。『大きい方をして時間が経っている時にゲームしたい』とか、あと『スマホ置き場が欲しい』。なかった、そんな話。あとはベッド。夜寝るまでスマホいじって、そのまま置く。『ベッドの周りにコンセントが欲しい』」と説明する。
上野氏に、テレビがない5人家族のリビングの間取りを見てもらった。
「これはいい資料。つまり家族が一緒に何か見ていない。テレビ離れが進んでいった時に、テレビというデバイスを全員が一緒に見るから会話があることではなくなった分、会話する時間=食事、おなかがいっぱいになったら幸せになることを共有できる場につながっている。みんなで同じものを見る必要はそんなにない」
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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