「完全に余計な一発」魔裟斗が苦言 挑戦者の“追撃”が波紋…ブレイク直後に後頭部へ“ズドン”

K-1・KRUSH
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1ラウンド中盤で波乱 王者の後頭部に「完全に余計な一発」

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 ゴングとともに、序盤は丁寧な入りだった。マチャドはカーフキック、イストラテはプレスをかけてジャブとロー。右フックも交錯し、ロープ際ではイストラテが右フックをねじ込む場面を作る。好勝負の予感すらあった序盤の流れだが、波乱が起こったのは1ラウンド中盤。ロープに詰めた流れで、レフェリーが止めるタイミングでイストラテが放った右フックが側頭部から後頭部付近にかけてモロに入って、マチャドがダウン。試合は中断される。

 解説席の角田は「今のはレフェリーの入り方が悪い。片っ方攻めているんでストップの後にパンチ打ったでしょ? 背中向けてるでしょ」とレフェリーの初動の動きについて指摘する。

 インターバル中、実況は「レフェリーが身体を俺と相手の間に割って入ってくれれば、しっかりと止めれば理解できるんだ」とする過去のイストラテの主張を紹介。これには「やらかした」「またやった」との声が上がる一方、超ヘビー級相手に「ちゃんと止めに入ってる」「レフェリーも命がけや」と、このケースでは珍しくレフェリー擁護の声も多数並ぶ。

 そんなイストラテの主張に角田は「戦ってる選手って闘争本能で前に行ってるから、急ブレーキはかけられない。どうやってストップをかけるかがレフェリングの技術として大切。選手がストップがかかってるかを理解しているかが大事」とレフェリー目線で中立なコメントを残す。

 スロー映像で、やはりレフェリーが身体を張って止めているが、イストラテが追いフルスイングを強行。レフェリーの顔面もかすめる危険なショットに、解説の魔裟斗は「マチャド側もストップがかかっても気を抜いてはいけない。気を抜いてなければ貰わなかった、本当は打っちゃいけないですけど、こういう選手だぞという予備知識がある、イストラテは何回もやってるので予想はできるかな…」と反則常習の選手との対戦に臨む選手の心構えについて指摘するも…再びリプレーを見るなり「完全にレフェリー止めてますよ。完全に余計な一発」と苦笑いで苦言を呈した。

 その後、イストラテにイエローカードの減点1が与えられ試合は再開。ラウンドを終えた。

 そして勝負が決した2ラウンド。王者・マチャドは1ラウンドからコツコツと当てていたカーフに絞って足から崩しにかかる。イストラテの猛攻に下がる場面でも、冷静にミドルを織り交ぜながらカーフで反撃。フックの連打で相手を防戦一方に追い込むと、さらに効果的な鋭いカーフ。角田がその威力を指摘すると、直後にイストラテの心が折れるように前からダウン。

 イストラテはロープを掴んでなんとか試合に復帰するも、マチャドは追撃の手を緩めることなく、カーフの連打。イストラテは右フックで抵抗するが、再び足元から崩れ落ち、マットに片ヒザをついて悶絶。ここで試合続行と判断したレフェリーが試合を止めた。

 自らの反則で流れを悪くし、足を破壊されて沈む。イストラテの典型的な“悪い癖”が際立つも、パンチの威力で王者を追い込む場面も数多く見られた。良くも悪くもイストラテの魅力が詰まった王座戦。最終的には、相手を完全に壊す、王者マチャドの勝負勘と破壊力が際立つ格好となった。

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