「検察のための法律じゃない!」“裁判のやり直し”に待ったかける検察抗告 稲田朋美氏が抗議「冤罪被害の救済を遅らせてる」

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■自民党部会での「怒りの抗議」

 自民党の部会において、異例の抗議を行った稲田氏は「再審法にはルールが全然ない。ここまで長く冤罪の救済に時間がかかるのはおかしいということで議連も立ち上がった。自民党で議論が始まってからも、抗告の禁止や証拠開示などについて、ずっと言ってきた。それにもかかわらず、抗告についてはたった1回で終わり、次は証拠ですと。私たちの主張を聞かずに次々と論点だけやっていく。これは誰のための法律なのか、検察のための法律じゃないんだよ」と主張。

 現在の再審制度が抱える欠陥については、「福井事件のように、無罪の証拠を隠しておきながら抗告をする。そうした機械的な抗告をいたずらにやり続けることによって、長い時間、裁判のやり直しの公判にすら入れない状況がある。これが冤罪被害の救済を遅らせている最大の理由だ。袴田さんは58年という月日で精神を病んでしまった。これほど長い間、無実の人を救済しないというのは、私は絶対に許せない」と訴えた。

 一方で、元検事の高井康行弁護士(※高=はしごだか)は「早く結論を出すという観点から言うと、あまり意味がない。再審請求審で特別抗告までして争った挙句、再審開始が決定されれば、もう再審公判でやることはあまりない。そこは短縮される。逆に一審だけで再審公判へ行くとなれば、本来は抗告審で言うべきことを公判の中で言うことになるので、かえって時間はかかるかもしれない」との見方を示した。

■「早く救済できないことは誰にとっても不幸なこと」
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