■親のことを「許さなくてもいい」と精神科医
親との向き合い方について、EXIT・りんたろー。は「親に対する期待が大きすぎる。『親は完成されたすごいもの』みたいなイメージがあるが、実は一人の人間ですごく未熟な部分も多い」と指摘する。親自身も「子育てという新たなイベントに翻弄されている」一人の人間であると認識し、過度な幻想を捨てる必要性を説いた。
また相方の兼近大樹は「(親との関係が)なんとかなった人が『親を許せ』と言ってしまうのは危うい」と警鐘を鳴らす。「その人にしたら大丈夫ではないことがある。『許す・許さない』を決めるのは自分。楽な方を選ぶのが一番」と、当事者の主体性を最優先すべきだとした。
精神科医の水島広子氏は、「親を『許すべき』という考え方が、一番自分を苦しめる」と断言する。水島氏は、社会にある「親を大切にすべき」という風潮を「社会の目に縛られているだけ」と、「許せない自分を許す」という段階からスタートすべきだと説く。
提唱するのは、ありのままの自分を肯定する「ゆるし」だ。「自分が傷物になったり欠けたりしているわけではないという認識を持って生きていく」ことこそが重要であり、親を許すかどうかは二の次であるという。
また、自身が毒親であったと気づいた際、取るべき行動としては「とにかく何にもコメントしないで、アドバイスも何もしないで、子どもの話を聞くこと」が、親側にできる数少ない償いであると語っていた。
(『ABEMA Prime』より)

