将棋の第84期名人戦七番勝負第2局が4月25日、青森県青森市の「ホテル青森」で対局を開始した。防衛と4連覇を目指す藤井聡太名人(竜王、王位、棋王、王将、棋聖、23)に、日本将棋連盟常務理事を務める糸谷哲郎九段(37)が挑戦する注目のシリーズ。絶対王者がリードを広げるか、直近で九段への昇段を果たしたばかりの挑戦者が星をタイに戻すか。「みなとまち・あおもり誕生400年」に沸くみちのく・青森を舞台に繰り広げられる熱戦から目が離せない。
4月8・9日に東京都文京区で行われた開幕局は、藤井名人が堂々たる指し回しを見せ勝利。防衛、そして4連覇へ向けて盤石の好発進を遂げた。勝負強さにますます磨きをかけている王者は、本局では得意の先手番を握る。ここで連勝を飾り、一気にシリーズの主導権を握りにかかりたいところだ。
一方、挑戦者の糸谷九段にとって本局はどうしても負けられない一戦となる。直近の4月16日に行われた竜王戦ランキング戦で勝利を収め、八段昇段後250勝に到達。勝ち星規定により「九段」へ昇段したばかりという、これ以上ない朗報を手にして本局へと乗り込んできた。2014年の竜王獲得以来、約12年ぶりとなるビッグタイトル奪取を目指す糸谷新九段。持ち前の早見え早指しと力強い踏み込みで、勢いそのままに反撃の1勝を挙げることができるか。
青森市での名人戦開催は昭和54年(1979年)以来47年ぶり
