【SVリーグ】女子CS決勝 SAGA久光 3-2 大阪マーヴェラス(4月25日)
女子バレー頂上決戦で、あまりに衝撃的な「幕切れ」が訪れた。日本最高峰の舞台、その勝敗を左右するマッチポイントで飛び出したのは、誰もが予想だにしなかった“おでこ”でのブロックポイント。執念が呼び込んだ奇跡的な一撃に本人の笑顔がはじけ、アリーナは騒然となった。
大同生命SVリーグ女子のチャンピオンシップ(CS)決勝の第1戦。レギュラーシーズン2位のSAGA久光スプリングスは、昨季覇者で同4位の大阪マーヴェラスと激突。先に2勝したほうが頂点に立つ大一番で、SAGA久光が昨季王者をフルセットの末に破って王手をかけたが、勝敗を分けたワンプレーが注目を集めた。
フルセットにもつれ込んだ最終第5セット、14-10とSAGA久光がマッチポイントの場面でそれは起こった。
大阪MV田中瑞稀のサーブから始まったラリーで、SAGA久光はレフトにトスを託す。これに反応したミドルブロッカー・荒木彩花のスパイクは相手に拾われてしまうが、その直後に珍しいプレーが飛び出した。
このボールを拾ってつないだ大阪MVのアウトサイドヒッター・林琴奈が押し込もうとするが、素早く反応した荒木がブロック。大阪MVコートに跳ね返ったボールを大阪MVの選手はアウトと判断して見送るも、審判はボールインの判定で笛を吹いた。
次の瞬間、荒木は自らのおでこをポンポンと叩いて「ここで決めた」とアピール。荒木、そしてチームメイトに歓喜の笑顔が広がり、アリーナは騒然となったが、大阪MVはチャレンジを要求。VTRを検証した結果、ボールはサイドラインにかかっており「ボールイン」の判定は変わらず。正式に勝利が確定すると、再びアリーナが沸き、SAGA久光の選手たちは歓喜の円陣を組んだ。
4季ぶりのリーグ制覇へ王手をかける大きな1勝を、文字通り執念の“体当たり”でもぎ取ってみせた荒木。この劇的な幕切れに、ファンからも多くのリアクションが寄せられ「執念のおでこブロック!」「久光のゲームを決めた得点が荒木のでこ返球」「ラッキーを味方につけた」「みんな荒木ちゃんのおでこ触ってて面白い(笑)」「荒木の頭ブロックで勝利すんのアツーーー!!!」と大盛り上がり。荒木のガッツ溢れるプレーを称賛する声が相次いだ。
現在24歳の荒木は、185センチの長身を活かした高いブロック能力が武器の日本代表ミドルブロッカー。今季も要としてチームを牽引し、この試合でも勝負どころでの集中力が光った。悲願のリーグ制覇まであと1勝。幸運をも味方につけた荒木が、チームを4シーズンぶりの歓喜に導くことができるか。注目が集まる。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)
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