【SVリーグ】女子CS決勝 SAGA久光 3-2 大阪マーヴェラス(4月25日)
女子バレーの頂上決戦で、衝撃的なスローサーブが放たれた。優勝を左右する試合での緊迫の場面、誰もが強烈な一撃を予想する中で放たれたのは、あまりに緩やかな軌道を描く“ゆる~い”サーブ。虚を突かれた日本代表のリベロが触れることができず、目の前に“ぽとり”と落ちた一球にアリーナはどよめいた。
大同生命SVリーグ女子のチャンピオンシップ(CS)ファイナル。先に2勝したほうが頂点に立つ決勝第1戦で、レギュラーシーズン2位のSAGA久光スプリングスと同4位で昨季覇者の大阪マーヴェラスが激突した。SAGA久光にとっては、優勝すれば2021~22年シーズンのVリーグ以来、4季ぶりのリーグ制覇となる重要な一戦だ。
問題のシーンは第3セット、2セット連取を許した大阪MVが22-16とリードを広げて迎えた終盤の局面だった。ここでサーバーとして登場したのが、SAGA久光のセッターである籾井あきだ。籾井は落ち着いてボールを上げると、小さくジャンプして優しくミート。放たれたボールはネットの高い位置を通過する“ゆるやか”な軌道を描いた。しかし、これがネットを越えた瞬間に急降下。大阪MVの守護神、日本代表リベロの西崎愛菜の目の前に吸い込まれるように落下した。西崎も思わず「おっとっと」と前のめりになるも触れることができず、見事なサービスエースが決まった。
この予想外なプレーにファンからは「この場面で度胸ありすぎ」「籾井のエースうま!」「リベロも腰砕け」といった驚嘆の声が続出。最高峰の舞台で見せた冷静なまでの緩急に、ファンは釘付けとなった。
現在25歳の籾井は、176cmの大型セッターとして東京五輪の日本代表に選出された実績を持つ。この大一番でも、持ち前の戦術眼を存分に発揮してみせた。試合はフルセットの激闘の末、SAGA久光が3-2で勝利。昨季王者に先勝し、悲願の王座奪還へ王手をかけた。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)
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