将棋の第84期名人戦七番勝負第2局は4月26日、青森県青森市の「ホテル青森」で2日目の対局が行われ、藤井聡太名人(竜王、王位、棋聖、棋王、王将、23)が挑戦者の糸谷哲郎九段(37)に89手で勝利した。この結果、シリーズ成績は藤井名人の2勝0敗となり、名人位防衛と4連覇へ向けて大きく前進した。
「みなとまち・あおもり誕生400年」を記念し、昭和54年以来47年ぶりに青森市で開催された歴史的な一局。藤井名人の先手番で始まった本局は、序盤から両者が工夫を凝らし、前例の少ない力戦模様の展開となった。1日目の夕方に藤井名人が封じた37手目から再開されると、盤上は一気に激しさを増し、本格的な戦いへと突入した。
藤井名人は持ち前の構想力を発揮し、糸谷九段の勝負手に対しても冷静かつ鋭く対応。徐々にリードを広げると、終盤の追い上げを許さず正確な指し回しで押し切った。敗れた糸谷九段は、力強い踏み込みで反撃を試みたが、一歩及ばず。地元ファンの期待を背負った熱戦だったが、王者の牙城を崩すことはできなかった。
藤井名人、糸谷九段の終局後コメント




