■“ホワイトハウス炎上”引き合いにチクリ 識者が語る「血の通った外交」
スピーチでは他にも、トランプ氏が大宴会場を建設するため現在ホワイトハウスのイーストウィング(東棟)を解体していることに対し、チャールズ国王は次のように述べた。
「ホワイトハウスの東棟がいろいろ“調整”されていることに気付かずにはいられません。そして恐縮ですが我々イギリスも1814年にホワイトハウスの“再開発”を試みたことがありましてね」(チャールズ国王)
これは、1814年に英国兵がホワイトハウスに火を放ったことを引き合いに出したブラックジョークだ。
チャールズ国王がトランプ氏の反応をうかがうように話すと、トランプ氏も苦虫を潰したような反応を見せた。このスピーチについて、伊藤氏は次のように語った。
「ちゃんとトランプ大統領の目を見てジョークを言っていたことに純粋に驚いた。また、再開発や調整などと比喩を使って例えていた。若干ピリッとしたかなという気もしなくはないが、テレビ映像など表向きでは穏やかに会談をされ、話しておくべきところは話している。この2人は両国に行き来していて、非常に人と人との外交をしてきた歴史もあると思う。血の通った外交をしてきたため、こうして空気を和やかに終えられた理由なのではないか」(伊藤氏)
トランプ氏の母親はイギリスのスコットランド出身であり、トランプ氏自身もイギリスの王室の大ファンであることが挙げられる。そうした関係性もあり、笑いで終わることができたのだろうか。
(『わたしとニュース』より)
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