公園の砂場、海辺に広がる砂浜、砂丘…。実は、この一見どこにでもありそうな「砂」が、私たちの生活の基盤を支える資源だということはあることはあまり知られていない。
砂は、水に次いで世界で2番目に多く消費されていると言われている。
そして、深刻な枯渇の危機に瀕しているのだ。朝日新聞GLOBEでは4月、「砂を追う」というテーマで、世界各地で起きている「砂の争奪戦」の実態と、日本への影響について取材した。
砂はコンクリートやガラス、スマートフォンの半導体など、現代社会のあらゆる場所に使われている。GLOBE編集部の今村優莉記者は、「砂というのは水の次に多く人間が消費している資源と言われております。枯渇を心配されている資源なんです」と、その希少性を指摘する。
砂の需要が高まる中、にわかに注目を集めているのがグリーンランドだ。北半球最大の巨大な氷床は、厚さ3000メートルの氷が巨大な圧力をかけながら陸地を移動して岩石を砕き非常に細かな粉末を作り出している。温暖化の影響で氷床の融解が進み、これまで氷の下に隠れていた微細な粒子が人の目に分かる形で顕著に現れたのだ。

