「地裁、高裁で3回再審開始方向の判断が出た事件というのは大崎事件しかない」と語る鴨志田弁護士。第4次請求で弁護側は、被害者が自転車ごと側溝に転落した事故で頚髄を損傷し、殺害時刻にはすでに死亡していたと主張。救命救急医の医学鑑定書などを新証拠として提出したが、認められなかった。
「98歳、もう残されている時間は本当にない」と訴える鴨志田弁護士は「大崎事件は間に合わないと思っている。一刻も早く改正をしてほしい。抗告の禁止を勝ち取らないことには、時間は有限。本当に刻々と命の炎が消えかかっているような中、抗告を禁止するという法制審には入っていない。これをどうやって抗告禁止というところに法務検察の舵を切らせるか」と話す。
「大崎事件の弁護人という立場から言わせてもらうと、鹿児島地裁が今私たちが出している新証拠を評価して再審開始の決定をしても、この検察官の『不服申し立て』が残っている限りは必ずする。今までの経緯からいって。抗告したら2年とか3年とか普通にかかる。もうすぐ99歳の人に2年、3年後その抗告審で長引かせるということは、本当に死ぬのを待っているんじゃないかとさえ、勘ぐるような状況」と続けた。
「ご存命のうちに早く無実を晴らして…」
