■「私立が上、公立が下」という構図への違和感
公立・私立どちらの小学校でも教師を経験した日本未来教育研究機構代表の熱海康太氏は、「あえて公立」という表現に注目し、「私立の方が教育の質が高いかのように言われているが、日本の教育レベルは非常に高い。北海道から沖縄まで均一のレベルを担保できている国は少ない。私立の方が上という議論ではなく、フラットに考えていくべきだ」と主張する。
親が主導する中学受験については、「親にやらされている状態がずっと続くと、主体性が育まれるのかという懸念がある。受験に失敗して自己肯定感が落ちてしまうリスクもある」と指摘した。
これに対し、自身も私立の中高一貫校(女子校)に通っていたタレントでエンジニアの池澤あやか氏は、「私立は同じような世帯年収や考え方の人が集まりやすく、画一的な印象があった」と振り返る。一方で、『午前0時のプリンセス』の大内アイミ氏は、「自分と同じ学力の人たちだけが集まる場では学べないものがある。いろいろな人がいる中で学ぶ価値観は財産になる」と、公立の多様性について語った。
■公立と私立、それぞれの「リスク」と「リテラシー」
