だが、驚きはこれだけでは終わらない。2度目のピットストップ前、au TOM’Sは20秒もあったトップとの差を猛烈なペースで一気に縮める。そして、再び行われた給油・タイヤ交換では、今度はわずか37秒で作業を完了。圧巻のピットワークで再び勝負を引き寄せた。
松田監督は、このレースの勝敗を分けたポイントについて「(au TOM’Sは)給油時間、ピット作業が毎回3秒ずつ速いんですよ」と説明。さらに「燃費走行をしているはずなのに、アベレージラップがとにかく速い。しかも40kgもウエイトを積んでいるのに」と、開幕戦優勝によるサクセスウエイトを背負いながら速さを維持するau TOM’Sに驚きを隠せなかった。そして「僕らからすると“何でそんなに速いの?”っていうのが」「僕らは3位なのに41秒差をつけられているので、何があったのか調べないと一生勝てないな」と、ライバルチームだからこその本音も吐露した。
レースは最終的に、au TOM’Sが逆転で開幕2連勝。サクセスウエイトを感じさせないハイペースと、数秒を確実に削り取る完璧なピット作業。王者の強さは、その両方に支えられていた。
(ABEMA『笑って学べる!超GTぱーてぃ』/(C)GTアソシエイション)
