学歴や年収にも差がつく「長男教」の弊害…周囲が不幸せに?経営リスクも?「儒教や男児選考の影響が残っている」研究者が解説

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◾️「年収が4.4%高い」長男プレミアムと配偶者の幸福度低下

 こうした長男への投資が今も一定残っていることは、あるデータからも読み取れるという。

「ある研究では、2000〜2012年までの調査データを使って見ていくと、依然として長男の方が学歴が高い。その結果として、他のきょうだいよりも4.4%ほど年収が高くなる傾向がわかっている。家庭の中で子どもの教育に使えるお金というのは限られているので、相対的に多くのお金が長男にいってしまうと、少ないお金で他のきょうだいの教育投資を行わなければならない。いわゆるきょうだい間の学歴の格差につながってしまう恐れがあるのではないか」

 長男優遇の教育方針は、他のきょうだいの幸福度を下げる危険性がある。さらに、もう一つ幸福度を低下させる恐れがあるという。

「長男と結婚した家庭の傾向を見ていくと、長男の両親に対して、お金の面ではないが、生活の面でいろいろな支援を行う。長男は学歴は高いかもしれないが、親の面倒を見るというのがセットになってきてしまって、このマイナスの影響が大きくて、その結果として長男と結婚された女性の幸福度が下がってしまうということが見られる」

企業経営にも潜む“長男教”のリスク…業績・株価が良かったのは「婿養子」企業
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