SNSに広がる大学入試の「女子枠」巡る不公平感…”性別以外の不平等“への対応は?専門家「合格した女性に偏見の目が向けられる議論に懸念」

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◾️女子枠合格者に偏見「スティグマになりかねない」懸念

中野円佳氏
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 女子枠を設置する大学が増えていることについて、中野氏は次のように語る。

「女子枠自体に諸手を挙げて賛成ではなく、もっと多様性に配慮できた方がいいと思っている。ただ、国立大学は文系も含めてだが、特に理系は女性の割合が非常に少なく、いろいろな形で是正していかないといけない。現状は、女子枠に対して反発も出ていて、合格した女性に偏見の目が向けられるなど、社会的なスティグマになってしまいかねない議論は懸念して見ている」(中野氏、以下同)

 その上で、大学側の問題点についても指摘する。

「大学によっては、一般入試の前の推薦入試で女子枠を設定しているところもある。むしろ一般入試よりも優秀な人たちを取るやり方なので、『能力の低い女子が入ってくる』『点数が低くても入れる』ということではないと思う。ただ、大学側の発信だったり、環境整備が追いついているのかについては疑問に思う。そういうところに丁寧な議論が必要なのだが、感情的な側面が入ってしまって、今SNSなどでは話題になりやすい状況なのだろう」

女性の存在は空気?男女比が引き起こす「環境型ハラスメント」
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