「おじさんは履かないで、キモいから」東京クールビズの“ハーフパンツ”に賛否…「性的対象化」「身体的境界性」専門家が紐解く不快の心理とは

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 なぜおじさんのハーフパンツはキモいのか。社会心理学を専門とする新潟青陵大学の碓井真史教授に聞いてみた。

「本来職場は『男女関係なく働く場所だ』そういう認識がある。ところが、肌を出す、特に普段出していない脚を出す、体毛を見せるということが相手を“性的対象化”してしまう。性的アピールをされていると意識するわけではないし、そんな意図を持っているとは思わないけれど、直感的に本能的にそれを感じてしまう。それが自分でも説明がつかない“不快感”になる」(碓井教授、以下同)

 碓井教授によると、ハーフパンツを履くということは「より裸に近くなる」ということ。ハーフパンツを履いたおじさんを見て、頭では「性的アピールではない」とわかっていても、本能的に相手を「性的対象化」してしまう。それが不快感につながっている可能性があるという。

 さらに碓井教授は、下半身という身体的特徴も指摘する。「上半身よりも下半身、手よりも脚の方がプライベートなもの。本来、リラックスしているような場所で示すようなもの。それが露骨に出てくるのが、心理学的にいえば『身体的境界性があいまいになる』。『私とあなたはそんなに近づいてはいません』という境界線が普段はハッキリしている。ところが、あたかもリラックスしているかのような、私的な場所であるかのような格好をされると、それが近づいているような感じがする。『あなたとは近づきたくない』という思いが不快感になる」

 では、ハーフパンツおじさんが不快感を与えないようにするにはどうしたらいいのか。「なるべく自分の『脚・すね毛』が見えないような工夫。何かタオルケットのようなものを掛けるとか。でもそうするとクールビズと逆のことをやっているので……困りますよね」。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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