■デジタルネイティブの情報格差とリテラシーの課題
トクリュウが広まるメインルートがSNSである中、若年層のリテラシーをどう考えるべきか。二宮氏はSNSが「教科書」のようになっていることを危惧する。
「大人であればニュースを見るし、同じような事件が他にもいっぱいあって危ないことだとわかるが、今の子はやはりテレビをあまり見ない。YouTubeやTikTokなどを見るし、その人に合ったものしか出てこない。事件のような情報に触れる機会が減ってしまう。さらに大きな点は、大人の世代は小さい頃からネットに触れていないので『ネットで言っていることは怪しいよね』という意識が常にあるが、若い子からすると、それはもう真実であり教科書。誤りがあるわけはないし、言われてることが間違っているわけはないという感覚に陥りやすい」。
一方で、知り合いを経由してトクリュウに巻き込まれるケースも多いと指摘したのは、衆議院議員・伊佐進一氏だ。
「20代だとSNSでトクリュウに組み込まれているのが4割ぐらいと聞くが、10代だと26~27%とSNSの比率が落ちているという。どんどん友人同士の比率が上がっている。やはり最初のところでどう止められるかが大事。友人から誘ってきたけど『これ、ヤバいよね。問題あるよね』とちゃんと見破れるかというリテラシーを培うことが大事だなと思う」。
■予防・対策へのアプローチと「厳罰化」を巡る議論
