開幕2連敗という苦しいスタートから、意地の2連勝で星を五分へと戻した斎藤八段。悲願のタイトル獲得へ向けて、最高の形で前期に続く2期連続のフルセットへと望みをつないだ。終局後には、「先手番だったが苦労する将棋になってしまい、千日手になるか打開されて悪くなるかという状況が続き精神的に厳しかったが、とにかく最後まで悔いのないように集中して戦うことを意識していた。終盤は色々あったと思うが、集中力を切らさず最後の最後は勝ちの道を見つけることができた」とコメント。次戦に向けて、「次局も一週間後なので、体調に気をつけて熱戦にできるように精一杯頑張りたい」と意気込んだ。
一方、王手をかけながらも足踏みを強いられた伊藤叡王にとっては、防衛に向けて正念場の最終決戦を迎えることとなる。「中盤の入り口くらいが長い将棋で、秒読みに入ったあたりからは何が何だかわからないまま指していた。終盤、飛車を獲れたあたりは勝っていそうかと思っていたが、斎藤八段にしのがれてうまくいかなかった」と一局を総括。「第3、4局と熱戦は指せているが連敗してしまった。簡単に気持ちを切り替えるのも難しいが、一週間間があるので切り替えて次に向かっていきたい」と前を向いた。
注目の最終第5局は、5月31日に千葉県柏市の「柏の葉カンファレンスセンター」で指される。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





