働かずに酒、「おばさん」と呼ばれても…夫に内緒で10年にわたり「二重生活」 実母とともに殺害、絞殺事件の真相

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 犯行の前日、露木被告は自宅で保管していた1本のネクタイを、自らのカバンに入れるなどして準備。露木被告の携帯電話には、Aさんから「今日は来なくていい」とのメッセージが届く。しかし露木被告はAさんの自宅へ向かった。

 自宅ではAさんの世話に来たことを装うかのように、Aさんの母・天野被告にお菓子と飲み物を渡したという。Aさんの部屋に入った露木被告は持参したネクタイで、突然、背後からAさんの首を絞めた。

 Aさんはうめき声を上げたが、死んではいなかった。露木被告は殺害を「手伝ってもらおう」と考え、天野被告を部屋に呼んだ。

 息子の苦しむ声を聞いた天野被告は、救急車を呼ぼうと提案したが、露木被告に拒否された。そしてこう言った。「中途半端に首を絞めたから、逆に苦しいのかな」。これに天野被告は「絞めた方がいいのかな。中途半端だから苦しいのかな」と返し、露木被告は再びネクタイで首を絞める。

 天野被告は息子の首に、ネクタイの上からタオルを巻いた。そして2人で、ネクタイとタオルで首を絞めて殺害。Aさんの体は弱っていて、抵抗の跡はなかったという。犯行後2人は、Aさんの遺体を押し入れの中に隠した。

 露木被告の自宅では、露木被告の様子がおかしいことに夫が気づき、繰り返し問い詰める。そして夫に犯行を告白。夫に付き添われ、警察署に向かった。

 露木被告はなぜ結婚の事実を切り出さず、殺害に及んだのか。「夫の存在や別れを告げれば、Aが逆恨みをして危害を加えてくるかもしれないと思った」。検察によれば、20年以上Aさんからの暴力はなかったという。

なぜ実母が息子の殺害に加担したのか
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