現代のSNS社会に提示する「報道の矜持」
現代のSNS社会では、個人による「特定班」や、事件の「考察ブーム」が一般化している。そうしたライトな情報消費が溢れる中で、報道取材の経験を積んできたディレクターたちが足を使って集めた一次情報の重みを、東地は番組の姿勢そのものから感じ取ったという。
「まだ世の中が知らない領域にまで取材班が自ら足を運び、事実を追いかけている。その姿勢が番組の現実味を強くしていますし、ジャーナリズムとして非常に重要なことだと思います。ABEMAさん、テレビ朝日さんが、こうした報道の矜持を示してくれるのであれば、ナレーションを担当する私としても、まったく同じ覚悟でその言葉に寄り添いたい。収録を終えて、改めてそういう強い思いが湧きました」
地上波テレビとは違うインターネット配信というプラットフォームだからこそ、届くべき層への期待を口にする。
「最後まで取材を尽くすことに、この番組の意味があるのだと思います。僕自身、関東連合についてはニュースの断片しか知り得ませんでしたが、ここまで突き詰めることで初めて見えてくる事実がある。老若男女問わず多くの人に観てもらい、これが信頼に足る記録だということが伝わればいいなと思います」
取材・文:東田俊介
写真:mayuko yamaguchi

