前回階級をミドル級に上げて臨んだデング・シルバ戦で、先制ダウンを奪いながらも痛恨の逆転負けで2連敗中のムシンスキ。一方の谷川は第1回、3回真正会全日本空手道選手権大会重量級優勝の実績を引っ提げてK-1のリングに参戦。第3回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス75kg優勝をはじめ、第3代Krushクルーザー級王者、K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント準優勝などK-1重量級の雄として日本を代表してきた。最近ではクルーザー級(-90kg)からミドル級へと階級を下げての“激やせ”ぶりが話題に。ピーク時99キロ、無差別級でも活躍した重量級の雄が75キロ前後に絞り、前代未聞のウエイトダウンは「激ヤセ」「別人」と話題を集めた。
この日も谷川の入場時にはファンから「ここまで変わるか」「え?替え玉ちゃうんか」「道着がブカブカだ」とその"激変ぶり"に戸惑いの声が続出、なかには「痩せすぎて不安になる」という声も聞こえるが、谷川の目標は一貫して長年掲げてきた外国勢との真っ向勝負。連敗中とはいえポテンシャルの高さではK-1屈指のムシンスキ戦は今後の行方を占う重要な一戦となるはずだった。
試合開始、切れ味鋭い左ミドルを見せる谷川にゲスト解説の魔裟斗も「体重を絞った分スピードも速くなりますよね」と期待を寄せる立ち上がりだったが、試合は思わぬ展開となる。開始20秒、目の覚めるようなムシンスキの左右の連打で、谷川が前のめりに崩れ落ちる。
魔裟斗は「右クロス、クロスカウンター」「効いた!」と叫ぶなか、谷川は腰を落としたまま呆然。ファンも「ダメだ」「効いた」「目がいってる」「効いてる」など驚きと絶望の声。谷川は時間をかけてファイティングポーズをとり試合続行するが、再開直後にムシンスキの連打を次々と被弾。力なく前から崩れ落ち、ここで陣営からタオルが投入されて試合終了となった。
魔裟斗も一瞬の出来事に「え、ボディ?顔?」と困惑気味。”49秒決着”というあまりにも呆気ない結果について「減量しすぎて、筋量を落としてパワーがなくなるパターンもあるんですよね。15キロの減量はちょっと厳しかったのかなという気もします」と総括。その言葉を裏付けるとおり、ダウン後の谷川は、大の字のまま動けない程消耗しきっており、試合後も陣営やメディカルが囲む物々しい雰囲気となった。
スローリプレイではカウンターでの打ち合いで、スピードで勝るムシンスキに右を撃ち抜かれて最初のダウン。ダメージ蓄積のまま再開後の連打で脱力しながら前から崩れる2度目のダウン。ファンも「結構ダメージでかいな」「起き上がれないのが心配」「立ってるのがやっとみたいな感じだった」と谷川のコンディションを心配する声が相次いだ。
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