皇族の数を確保する方策について、衆参両院の正副議長は与野党の代表者との協議で、女性皇族が結婚後も皇室に残る案(第1案)と旧宮家の男系男子を養子に迎える案(第2案)のいずれも「了」とすることを「立法府の総意」として取りまとめた。
日本保守党の百田尚樹代表は、終了後の記者会見で、第1案は「認められない」と改めて表明し、「総意」ではないと主張した。
百田代表はまず、会議で主張した内容を紹介。「女性天皇や女性皇族の配偶者や子供に皇族の身分を付与することの危険性について話します。最も恐れるべきは皇族の血統にない男性の子どもが天皇となる事態です。そうなれば約2000年続いた我が国の皇統が途絶え、全く別の王朝が生まれることになるからです」と主張した。
続けて「第一に考えるべきは将来の皇統の安定継承、すなわち悠仁親王殿下の後の代になっても男系男子で継承ができる方法をとること。その方法は第2案の皇統に属する男系男子の養子縁組です。これは何としても実現されるべきです。今般この第2案が了とされることは結構であり、養子となる方は旧11宮家の男系男子の子孫に限ること以外に年齢などの要件で制限を付けないことを改めて要望します」と説明。
さらに「第1案には深い危惧だけがあります。今一度言いますが、わが国には皇統を破壊しようとする外国勢力が跋扈しています。天皇制廃止を公式に唱えていた政党もあり、一部メディアはそれらに追随する論調を掲げています。彼らは将来、第1案を盾に取り、配偶者や子どもに身分を与えろという世論を醸成しようと努めます。このリスクを改めて強調しておきます。かつて日本の権力者の誰もが考えなかった皇位簒奪(こういさんだつ=皇位継承の資格がない者が天皇の地位を奪いとること)を可能にする、重大なリスクをはらむことを今、決めようとしていることの自覚を立法府の全員が持つべき」と主張した。
その後の質疑応答で百田代表は「私は総意ではないと言っている。共産党、れいわも私の言う事と全く違う。当然、総意じゃないですよね」と、「立法府の総意」という表現に疑問を呈す場面もあった。
さらに、「皇室も一つの家ですよ。その家の在り方に対して、はたから『こうせい、ああせい』とか言うのは、その家の伝統があるわけですよ。2000年の伝統があってね、『いやいや今の時代にはそぐわないからこういう風に変えろや』とか、どうやってこんな傲慢な考え方できるのかと私は思いますよ。あなたの家のしきたりがあるでしょ。それを隣のおっさんが『いや、お前のところの家はこうせい』と言われたらどう思いますか。黙っとれよと言いたくなりませんか。天皇陛下はそんなこと言われませんけど」と述べた。(ABEMA NEWS)
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