1990年代、流行の発信地・渋谷のクラブで築かれた「女性の人脈」とAVプロダクションへの進出が、一介の暴走族に過ぎなかった関東連合を芸能界や経済界の深部へと繋ぐ決定的な導火線となった。
【映像】特攻服姿で渋谷を闊歩 当時の関東連合の写真(複数カット)
『改めて、取材しました。』(ABEMA)では、単なる地元の不良少年の集まりだった「関東連合」が、いかにしてヤクザさえも凌駕する資金力を持った裏社会の怪物へと変貌を遂げたのか、その歪んだ進化の過渡期を徹底検証。彼らが渋谷や六本木の夜の街で展開した巧妙な人脈作りの手口と、そのポテンシャルを自らの欲望のために面白がり、結果として怪物を怪物へと育て上げてしまった歪な「大人たち」の存在を浮き彫りにした。
関東連合が裏社会の利権へと足を踏み入れる決定的な転機となったのは、AVプロダクションを営んでいたあるOBとの渋谷での出会いだった。元暴走族で青少年不良文化評論家の岩橋健一郎さんが「彼らのテリトリーと言っても過言ではない」と評する渋谷のど真ん中で、彼らはこのOBと出会い、そして独自の資金源を拡大していく。編集者の久田将義さん(「TABLO」編集部 編集長)によると、関東連合OBたちが後輩を夜の街へと連れ出し、クラブなどで飲む際に、特攻服を着せた状態で入口に立たせていたという。周囲に「何だあれは?」と思わせるような誇示の手法を取っていたようだ。その異様な存在感に目を付けた夜の街の裕福な大人たちが「あの子面白いから連れてきてよ」と興味を示したことで、彼らは企業の社長や芸能プロダクションとの強固なコネクションを構築。ボディーガードや運転手として、セレブたちの懐へと深く潜り込んでいった。
「企業の社長や有名な著名人が、彼らを利用した」
