12日の参議院本会議において、個人情報保護法改正案をめぐる質疑が行われ、松本尚デジタル大臣が立憲民主党の郡山りょう議員に対する答弁漏れと氏名の呼び間違いを行い、議場がざわついた一幕があった。
本会議では郡山氏が登壇し、個人情報保護法改正案における個人情報の拡散リスクや、要配慮個人情報の取り扱い緩和、差止め請求制度の行方などについて松本大臣に明確な答弁を求めた。これに対し松本大臣が壇上に立ち、各質問項目について順次回答を示していった。しかし、松本大臣の一連の答弁が終わったタイミングで、議場の前方には複数の議員が集まって話し合いをする様子が見られた。
事態が動いたのはその約23分後だった。国民民主党の平戸航太議員の質疑に対して答弁を行っていた松本大臣が、突如「先ほどの『こやま・りょうた』…『りょう』議員の…ごめんなさい」と発言。直前に質問を行った郡山りょう氏の名字・名前を共に誤って呼び、「名前」については自身で気づいて訂正したものの、議場から複数の不満とともに「郡山(こおりやま)!」と「名字」も間違っているという指摘のヤジが飛んだ。この事態に松本大臣は「ごめんなさい。『郡山りょう』議員の質問に対して答弁漏れがございました。大変申し訳ございませんでした」と名字についても訂正し、答弁漏れと合わせて謝罪した。
松本大臣は、郡山氏から質問のあった「団体による差止め請求制度の導入を見送った理由」についての答弁が漏れていたと言及。見送った経緯として、団体訴訟制度の対象について引き続き法制的な整理が必要であることや、消費者団体等から事実関係を把握することの困難さなど実務上の課題に関する意見があったことなどを説明した。松本大臣は、一般の個人からの相談を受け付ける窓口の活用促進や適正な監督権限の行使などにより、個人の権利救済が適切に図られるよう取り組んでいると説明した上で、「大変申し訳ございませんでした」と再度陳謝した。
(ABEMA NEWS)

