
イーロン・マスク氏(54)が率いる『スペースX』がナスダック市場に上場しました。調達額は過去最大の12兆円に上ります。巨額の資金を手に、マスク氏が目指す宇宙計画とは。
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“12兆円調達”で宇宙計画は
月面都市の建設計画。人類の火星移住計画。

スペースX イーロン・マスクCEO
「誰でも月に行けるようになるはずだ。誰もが1度は月に行くべきだろう」
壮大なプランを次々と発表してきたスペースXが、資本主義の歴史で過去最大となる株式公開に踏み切りました。日本円で12兆円に上る巨額の資金を調達。時価総額は284兆円に達します。
個人投資家も熱視線「夢に賭ける」
東京・銀座にある投資家バー。スペースXの株式公開の瞬間を見届けようという方々が集まりました。日本の一部の証券会社にも割り当てられていて、購入を申し込んだ人も。

個人投資家(30代)
「“さすがイーロンマスクさんだな”という夢のある構想を描いているので、その夢に賭けてみようかなと思って申し込みました」
(Q.結果は)
「落選です」
一方で当選したという人も。

スペースX株当選 会社員(40代)
「200万円申し込んで、当たったの6万円分。100株当たったら売りたかったんですけど、3株しか当たらなかったので記念で持っておく」
地球の“限界”「宇宙空間で解決」
宇宙ビジネスの先駆者であり、かつてトランプ大統領と行動を共にしたマスク氏。
スペースX イーロン・マスクCEO
「地球外生命体が実在して、接触してきた時に備えて…」

12兆円の資金を手にして仕掛ける、次の一手とは。
スペースXの事業は大きく3つ。ロケット開発を行う宇宙事業では、切り離したブースターを再利用することで、低コスト化を進めています。
また、収益の約7割を占めるのが『スターリンク』に代表される通信事業です。低軌道の小型衛星でネット接続を可能にするシステムで、ウクライナ軍を通信面で支援したことでも知られます。

3つ目が今後の成長分野と目するAIです。2月には対話型AIを開発した『xAI』を傘下に入れています。そのAI分野を拡大させる上で目をつけたのが、太陽のエネルギー。
スペースX イーロン・マスクCEO
「人類が使っている地球上のエネルギーはほんのわずかだ。太陽出力の1兆分の1すら使えていない。地球軌道に衛星を打ち上げ、太陽光を活用すべきだ」
地球軌道上にAIサーバーを搭載した人工衛星を投入し、データセンターを地上ではなく、宇宙に作る計画です。
スペースX イーロン・マスクCEO
「地球上に発電所を作らずに済むし、冷却問題も解消できる。宇宙なら圧倒的に冷却しやすい。そのまま排熱すればいいだけ」
土地・電力・冷却といったデータセンターを設置する際の問題を宇宙空間が解決するといいます。
そもそも実現性を疑問視する声も上がる中、マスク氏は月面に工場の建設や発射装置を建造するプランも。

スペースX イーロン・マスクCEO
「地球からの輸送を省ける。月には大気がなく、重力も地球の6分の1だから。ロケットを使わずにAI衛星を深宇宙に打ち上げられる。リニアモーターカーと同じ原理だ」
