史上初の3カ国で開催するサッカーFIFAワールドカップ2026。15日(現地時間14日)に行われる日本の初戦で対戦するオランダとどう戦うのか、久保建英選手(25)に内田篤人さんが聞きました。すると、意外な言葉が返ってきました。
世界最強の“堅守”オランダ
内田さん
「初戦のオランダ戦、どんな試合展開になりそうですか」
久保選手
「できれば勝手に相手が引いてくれればなと思っているんですけど」
FIFAランクで上回る相手が、なぜ引いて守る可能性があるのか。これまでのオランダといえば、世界トップの攻撃陣を誇るチームでした。しかし、久保選手のイメージは違います。
久保選手
「大会始まる前からポジション別のベストを考えた時に、ディフェンダーはオランダがベストだと言う有識者の方々がほとんどなので。今大会一の守備の堅さ、守備の層の厚さがあると思うので、それを頼ってちょっと引いてくれればなと思っているんですけど、初戦ってこともあって。ただ、どう出てくるか」
現在のオランダで特筆すべきは、守備の堅さ。ゆえに引いて守ってくるのではないかと久保選手はみています。
というのも、ディフェンダーにはそうそうたるメンバーがいます。
世界最高峰のチャンピオンズリーグで優勝経験があるリバプールのファン・ダイク選手(34)をはじめ、今年、セリエAを制したドゥンフリース選手(30)など、ヨーロッパでタイトルを獲得しているタレントぞろいです。
平均身長187センチの長身を生かした守備で、ヨーロッパ予選を無敗で勝ち上がってきました。
内田さん
「オランダのディフェンスは、どんなイメージですか?」
久保選手
「個人で守れる選手が組織で守ってくる印象があるんですけど。ディフェンスは誰が出てきても、とにかく堅い。6バックぐらいやればいいのにと思うくらい」
内田さん
「こうやって崩したい、こう攻撃したらチャンスがあるとか、イメージはありますか」
久保選手
「個人としては、誰がサイドバックで出てくるかが気になっている」
内田さん
「対面ですね」
久保選手
「センターバックを普段やっている選手が、たぶん出てくると思う。それがファンデフェン選手になるのか」
久保選手とマッチアップする可能性があるファンデフェン選手。身長193センチ。サイドバック、センターバックもできるディフェンダーです。去年、世界に衝撃を与えるゴールを決めました。
久保選手
「(ファンデフェン選手は)センターバックなので、僕のほうが小回り利くかなと思いきや、ファンデフェン選手もすごく小回りが利いて、時速37キロ出る」
内田さん
「はっや!おもしろいですね。僕は守る側なので相手の攻撃のイメージはするけど、攻撃する側の久保選手もオランダの攻めを細かくイメージしている」
久保選手
「誰が出場してくるか、気になる。W杯は予習、復習しないともったいない」
オランダ戦で点をとりたい
堅い守備を誇るオランダに、日本はどのようにして点を取るのか。久保選手にはすでにイメージがありました。
「引いてくるし、ブロックも堅いと思うので。なんでしょうね…ミドルとかも狙っていったほうがいいんじゃないですかね。引いてくる相手には、一番はミドルシュート」
実際、ワールドカップ直前の強化試合ではミドルシュートによって失点したオランダ。サイドから中央へ切り込み、放たれたシュート。まさに久保選手がワールドカップで決めたいと言っていた形です。
内田さん
「久保選手のゴール、見たいですよね」
久保選手
「気負わないように、初戦で決められたら一番だなと思う。決勝トーナメントで決められたら、それはそれでいいですけど。まずはグループステージで点をとる。点をとると心にすごく余裕ができる。余裕を持って2試合目に臨めるように、僕としてはその初戦(オランダ戦)でまずしっかり点取りたいと思っています」
合言葉は「我慢の時こそ、久保!」
内田さん
「久保選手のイメージって明確ですね。対面する選手プラス、チームとして守られた時にチームとしてどう攻めるかというのが、非常に考えられていると思いました。ゴール前を固められたら外からミドルシュート。これは仮に入らなかったとしても、すごくいいことがあるんですね。相手ディフェンダーを前に引き出す効果だったり、一番大事なのはもしかしたらワールドカップって、お客さんを味方につける雰囲気って大事なので。シュートを打って、テンポを作ったりゲームを作っていくっていうのが久保選手が打つと全然違うので、そこは大きなところになるかなと思います。また飲水タイムもあるので、臨機応変にできる久保選手だったりが入ってくると、チームとしてもまとまりやすいのかなと思います」
小木逸平アナウンサー
「どストレートな質問をしますけど、初戦の相手のオランダは準優勝3回もしていて毎回強いじゃないですか。今回も強いってことでいいんですか?」
内田さん
「今回も、もちろん強いということで間違いありません。日本はボールを持たれる時間が多くなるかもしれないんですけど、その中でも何か違いを出してくれる久保選手のプレーに期待したいなと思います。『我慢の時こそ、久保!』これはもう合言葉といってもいいと思います」
(2026年6月11日放送分より)
