両陛下“思い出の地”へ出発 ご一家で過ごした城に滞在へ オランダ・ベルギー公式訪問

両陛下“思い出の地”へ出発 ご一家で過ごした城に滞在へ オランダ・ベルギー公式訪問

思い出の地で、どんな時間を過ごされるのでしょうか。天皇皇后両陛下はきょう、公式訪問のため、最初の訪問国、オランダへ出発されました。両陛下にとってはゆかりの深い、特別な場所でもあります。(6月13日OA「サタデーステーション」)

20年前にご一家で静養した城に滞在

上下鮮やかなブルーの装いの皇后雅子さまと、ブルーのネクタイ姿の天皇陛下。両陛下は、オランダとベルギーの国王の招待を受け、13日から2週間、国賓として両国を公式訪問されます。即位後、2カ国を歴訪されるのは初めてです。13日午前、最初の訪問地オランダへ向け、羽田空港を出発されました。

出発前、天皇陛下は、両国の王室との特別な思い出について述べられました。

天皇陛下(11日の会見)
「私と雅子は、両国より御招待をいただいたことを心から有り難く思っており、かつて一緒に訪問したオランダとベルギーの思い出話として、私たちを温かく迎えてくださった多くの方々のお心のこもったおもてなしや、緑豊かな自然や歴史の重みを感じる美しい街並みなどについて語り合いながら、今回の訪問に向けた準備を進めております」

皇太子夫妻だった20年前、両陛下は、愛子さまと一緒にオランダで静養されていました。当時、雅子さまは適応障害と診断され、療養生活に入られていました。当時のオランダのベアトリックス女王は、それを心配して、王室の別荘の城に招待したのです。2週間にわたった滞在について、両陛下は当時、文書で感想を述べられました。

滞在を終えられるにあたってのご感想
「王室の方々とご一緒にゆっくりとした時間を過ごせたことなど、多くの方々とこのような心温まる交流ができたことはとても貴重な体験でした」

両陛下はその後、ベアトリックス女王のあとを継ぐアレキサンダー国王の即位式に出席するため、再びオランダを訪問されました。雅子さまにとって、11年ぶりの外国公式訪問でした。

天皇陛下(2014年の会見)
「オランダ王室からのご配慮も頂き、こうした訪問を実現できたことは、雅子にとっても一つの自信になったように思います」

今回のご訪問では、思い出が詰まった同じ城に20年ぶりに滞在されるということです。

戦没者記念碑で供花へ

400年以上の交流が続く日本とオランダですが、第2次世界大戦では戦火を交えました。このため、オランダでは反日感情が根強く残り、戦後、昭和天皇が訪問した時には、市民の歓迎ムードはなく、物々しい雰囲気に包まれていました。

平成になり、転機が訪れます。今の上皇ご夫妻によるオランダ訪問でした。戦没者記念碑に足を運び、過去と向き合う姿勢を、強く示されました。

天皇陛下(11日の会見)
「特にオランダでは、今なお当時の痛みを負い続けている人々もおられることに思いを致したいと思います」。

両陛下も今回、戦没者記念碑で花を手向けられる予定です。

外部リンク
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る