2008年6月8日、東京・秋葉原で無差別殺傷事件が発生した。歩行者天国にトラックで突入した男が通行人らを次々と襲撃し、多くの死傷者を出した事件は、日本中に大きな衝撃を与えた。今年で18年。あの日を境に人生が大きく変わった人がいる。
偶然秋葉原にいて事件に遭遇した西村博章さんは当時22歳。理学療法士を目指す大学生で、先天的な視覚障害があった。
当時について、西村さんは「この日は東京ビッグサイトで日本臨床救急医学会という学会があり、大学に帰るために秋葉原で乗り換えることになった。友達から電化製品の買い物を頼まれていたので、お店を出て駅方向に歩いて行こうとしたら、目の前に人の壁、人がたくさんいる状況があった。そこを通り抜けるために視覚障害者の杖を組み立てて、人混みを抜けたら人が倒れていて警察官がいるという状況」と振り返る。
「事件後にカメラに撮られることが苦痛になった」
