■「社会規範の影響力の大きさに気づくことが第一歩」
働き方の選択と個人の自由についても議論が及んだ。「働きたくない、家にいたいという女性もいる。そこの個人の選択は尊重すべきではないか」という問いに対し、牧野氏は「個人の自由で強制できることではない。ただ、なぜそういう選択をするかは、おそらく内面化の一つの結果だと考えることも可能だ。女性はそんなに経済的に自立しなくていいという形で20数年間育ってきた結果として、起きている可能性がある」と答える。
また、社会規範とジェンダーギャップ、少子化の関係について、「男は外、女は家庭という社会規範が比較的小さい国は、女性の社会進出が進んでいて少子化もそこまで深刻ではない。一方、韓国、イタリア、スペイン、日本のように少子化が最も深刻な国は、女性の社会進出が進んでおらず、家事労働負担の男女格差も大きいという特徴がある。これが日本の少子化の最も大きな問題の一つだと思う」と語る。
そして、「一言で言うと、社会規範がジェンダー格差にもたらす影響力の大きさにみんなが気づくことが重要だ。チェックシートのように可視化していくことがとても大事だと思う」とした。
(『ABEMA Prime』より)
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