■商品設計の見直しと「NISAへの組み入れ」論
神田氏は現在の個人向け国債について、商品設計の改善が必要だとする点について、「10年の変動金利が5年の固定金利よりも低くなっているが、長く持つのだからもう少し金利が欲しいというのが通常の商品性のはずだ。10年の金利の決め方はゼロ金利時代のルールに基づいているため、金利が上がってきた今の環境では見直す必要がある」。
また、現状の最長年限についても、「20年・30年と長く持ちたいというニーズもある。また物価が上がってきている中で、物価連動型の金利設計も求められるのではないか」と語った。
国民民主党が主張するNISAへの国債組み入れについては、「選択肢としてはあり得るが、まずは商品性や長期・物価連動といった点を考えた上で、ニーズが十分集まるのであればNISAへの組み入れや税額控除まで検討すればいい。いきなり進むものではない」との立場を示す。
山崎氏は「リターンだけ見てはいけない。全世界株のインデックスファンドは過去には高い利益が出ているが、全世界的な不況が来れば30〜40%下落する可能性もある。リスクが高いから高いリターンが期待できる商品なわけで、そのリスクとのバランスで考えるべきだ」と主張。
国債を検討してみようと思った人に向け、神田氏は「各証券会社でも取り扱っているが、商品性もこれからもっと魅力的に変えていく。今投資してもいいが、もう少し議論の行方を見てから投資するというのも一つの選択肢だ」と話す。長らく低金利が続いたことで国債も預金もほとんど差がなかった時代が続いたが、今後は金利上昇に伴いニーズも高まっていき、「日本人にとってはこれほど安全な資産はない」との考えを述べた。
(『ABEMA Prime』より)
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