【チームサナエ】強引な国会運営に自民党内からも異論…「周りの意見を聞かない」「危機管理の低さ」高市政権のチーム力をジャーナリストが解説

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「国会の総意から逸脱」自民からも棄権者が…

 青山氏は「『養子に迎えた人は天皇の継承権はないが、その人に子どもが生まれた場合、子どもは生まれた時から皇族だから継承権がある』という“総意”にはなかった点が盛り込まれた」と解説する。

「女性皇族が天皇になる道を開かなくても、男の子が生まれば秋篠宮さま以外にも継承者が出てくるという内容が盛り込まれたため、『ちょっと待って』となった。女性・女系天皇がいいという人も世論調査でも多数いる中で、『想定していないよ。だまし討ちだ』との意見も出た」

 そんな中の採決では、「“総意”の2本柱の部分は、ある程度の政党が合意したが、棄権者が自民党や中道の一部からもでた。自民党の船田元・元経済企画庁長官は『国会の総意から逸脱した』と棄権した」という。

 宮崎氏は「話の進め方として“総意”でなかった点はあるが、現在の皇室行事を回すためだけでなく、皇位継承も視野に入れてやるわけなので、皇室制度を維持するには、11宮家から養子で戻して、男系男子を継承していく方法しかない。ただ『進め方が乱暴だ』という批判はある。中道や共産、自民党内からも反対の声が出ているが、それ以外はおおむね賛成したのではないか」と考える。

 男系男子維持の立場の一方で、「女性皇族から天皇陛下が生まれてもいい。海外の王室も変わってきているので。そういう立場の人からは、だまし討ちとの批判も出ている。“愛子天皇”を国民も望んでいるんじゃないか、という人からすると、改正案は踏み込みすぎとなる」と、青山氏は補足する。

 改正案の国会審議が、わずか3時間だった点は「それまでに議長の下で、与野党の協議会をやってきて、議論は出尽くしているというたてつけだが、国民からすると『国民から見える議論は全然ない』となる。天皇陛下は国民の象徴で、『国民の総意に基づく』と(憲法に)書いてあるのだから、議論した方がいい。しかし国会とすれば、そこで反対意見が出ると『国民の総意じゃないじゃないか』となるため、審議は短く、その前にある意味、密室というわけではないが、水面下で調整しようというやり方でやってきた」。

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