■アメリカ中央軍が民間船を爆撃…「結果的にどっちも得していない」
特に、世界の原油輸送における大動脈であるホルムズ海峡を航行しようとする商船などを爆撃するなど、民間への影響はきわめて深刻だ。15日に公開された映像には、アメリカ中央軍が民間船を攻撃し、激しい爆撃によって突如として黒煙に包まれる緊迫した様子が捉えられていた。
こうした民間の犠牲と世界経済への長期的な打撃について、ニクヨ氏も強い懸念を示す。
「民間の犠牲が出るのは良くない。この辺りもう保険も掛けられないような状態なので、結果的にはホルムズ海峡全体の地位低下、国際海峡ではあるが、ここを通れないとなると、通らない選択にどんどん世界がシフトしていってしまうのではないか。そうするとイランはもとより、湾岸諸国はかわいそうだし、本当にこの地域のためになることなのかと。それと付き合って武力を途中で行使するアメリカを見て、アメリカも世界から『この国はこういうことをやる国なんだ』と思われてしまいそうで、どっちも得していない状態なのではないかと見ている」
求められるのは「長期的な視点」…繰り返される強硬手段への危惧
