「甘え」と誤解も…“発達障害のカジュアル化”って何?ADHD当事者「SNSでの診断基準に誤解が広がっている」「大事なのは当てはまった上で困っているかどうかだ」

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■「でも弁護士でしょ」と言われることが一番つらい

南和行弁護士
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 40代半ばでADHDの診断を受けた「なんもり法律事務所」の南和行弁護士は、「忘れ物や、時間と曜日がテレコになってえらいことになったりして、自分を責めてすごくしんどくなった。でもADHDなんかじゃないよねと思っていたが、お医者さんに行って検査をしたら、くっきりADHDの診断と言われた」と明かす。検査でIQ136という結果が出たことから、医師には「IQが高いから乗り越えてきた」と説明されたという。

 南氏のパートナーはASDの診断を受けており、慢性的なうつ状態にあるという。役所の窓口で曖昧な説明に対して何度も疑問を指摘したところ、クレーマーとして別室に連れて行かれたこともあると明かし、「彼の場合は行く先々でそういうことが起きて、すごく落ち込んでしまう。ASDやLDの方って、なんであなたはできないのとずっと言われ続けてつらい思いをしている。実際に困難になっているところをすごく見てほしい」と訴えた。

 南氏が最もつらいと感じるのは、「でも弁護士でしょ」という言葉だという。ともひろさんも同様の経験を持つ。「勉強はそれなりにできていた方だったので、余計に特性が努力不足に置き換えられやすい。勉強できるのに宿題を提出できないのはやる気がないだけでしょ、みたいになる。でも僕の中では完全に別枠で、勉強は自分のペースでできる。そこの理解がまだ進んでいない」。

■もやもやしたまま受け入れることが大事
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