「甘え」と誤解も…“発達障害のカジュアル化”って何?ADHD当事者「SNSでの診断基準に誤解が広がっている」「大事なのは当てはまった上で困っているかどうかだ」

ABEMA Prime
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■もやもやしたまま受け入れることが大事

 ともひろさんは理解度のフェーズを「知らない→知ったつもり→複雑さを知る→その人の個別性を知る」という段階で整理しており、現在は多くの人が「名前は知っているが詳細はまだ」という段階にあると見ている。「特性はADHDひとつとっても不注意・多動性などがあり、しかも人によって違う。さらに環境によっても出方が全然違う。例えば片付けができないという特性は、一人暮らしの時はそれほど問題にならないが、家族と住むと相手の負担になる」と具体例を挙げ、複雑さへの理解が次の段階へ進むために不可欠だと話す。

 当事者が自ら特性を開示することについては、「診断がついた前後の頃はむしろ隠そうとしていた。制度を整えても、言えない人たちは絶対にいる。周囲からアプローチをかけないといけないのは理想としてある」と語った。南氏も「問題が起こった原因が、ちょっとの不注意や努力不足ではなく、この人の特性に起因する、避けられなかった問題なんだと理解してもらえる部分が欲しい」と訴えた。

 社会の理解度を上げるために何が必要か。ともひろさんは、「発達障害って個性だよね、障害だよねって言い切ることの難しさ。もやもやする感じを、皆さんが持つことが大事なのかと思う。分かった気になってしまうと、それ以上調べなくなる。まずは、もやもやしたまま受け入れるということが大事だということを、何より伝えていきたい」とした。

(『ABEMA Prime』より)

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