元京都府警科学捜査研究所の矢山和宏氏は、通報に対する警察の動きについて「今回富山県警としても、より具体的に明確な犯行の計画というのが明示されたということで、迅速に動いたと思う」と評価。世間で「事件が起こってからじゃないと警察が動いてくれない」といった声があることについては「実際『動けない』ということではなく、大都市などでは制服を着た地域の警察官の方が警らをしていて、挙動不審だったりすると職務質問をする。例えば、『バッグの中身を見せてください』『ポケットどんなものが入っているんですか』とご協力いただいて、そこから凶器のようなものがあれば、署のほうに同行してもらい、いろいろと話を聞くことで、実際に事件を防いでいるということはいくつもあると思う」と語った。
一方で大友氏は、「今回も実は所轄の警察署のほうから『証拠を提出してほしい』と言われて。警察署に持っていく途中に実はその署から電話がきて『もしかしたら、やれることがないから、来ないでもらっても大丈夫かもしれない』という電話を実はいただいてしまって。そこで帰ってしまったらつなげないと思ったから『ごめんなさい、もう電車乗っちゃったので行くだけ行っていいですか』と言って、行ってお見せして記録を残していただけた。押し切れたからよかった」とも語った。
これを聞いた矢山氏は、「警察の窓口にもこういった相談というのが数多く来るが、その中には愚痴であったり、実効性の伴わないものがけっこう多い。なので現場で見極めるということがなかなか難しいので、こういった大友さんのような方がおられるというのは、警察としても非常にありがたい」と語った。
通報システムなど仕組みづくりの重要性を訴え
