「母の認知症を受け入れられず父が包丁を…」20歳で背負った介護、フリーアナ岩佐まり(42)苦悩の日々を明かす「おむつ交換、徘徊や暴言」「頼れる母を失っていく感覚」

わたしとニュース
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■20歳で直面した母の異変、包丁を持ち出す父との喧嘩…そして「東京での2人暮らし」の決意

 「今は母が寝たきりの状態になっていて、デイサービスやショートステイが体力的に厳しい状況にあるので、ほとんど自宅で寝ている状態です」そう語るのは22年間、認知症の母親の介護をしている岩佐。 母が同じ会話を何度も繰り返すようになったのは、岩佐が20歳、母が55歳の時だった。

「料理を作っているのに、途中で何を作っていたかが分からなくなって、その工程がこなせないとか。電子レンジもどこを押せばいいのかも分からなくなってきて」(岩佐、以下同)

 当時、岩佐は東京、両親は大阪で暮らしていた。父親は母親の認知症をなかなか受け入れられなかったそう。

「母の物忘れに対して怒るとか、よく喧嘩をしていました。ひどい時は包丁まで持ち出して…」

 アナウンサーの仕事を始めたばかりだった岩佐。不安定な状況の中で、離れて暮らす両親への悩みも尽きなかった。

「自分のことを一生懸命考えなきゃいけないのにもかかわらず、父からSOSの電話がかかってきて、大阪に帰ってきてほしいとか。泣きながら母から電話がかかってきて助けてほしいとか。私の人生はなんでこんなに辛いんだろうなって…。まだ若かったので、友達も介護のことなんかさっぱり分からないし。言えなかったですね。一人で抱えてました」

 そんな中、両親の関係は悪化する一方。岩佐はついに東京で母親と2人で暮らすことを決意した。

「死んじゃったんじゃないか」慣れない東京での徘徊、そして「絶対に文句は言わない」と誓った夜
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