「自分は詐欺師ではないか…」テイラー・スウィフトも告白する“インポスター症候群”とは?背景に社会的構造の問題「自分の能力に疑い」「環境や状況によっても」公認心理師が解説

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■「ロールモデルが誰もいなかった」崔氏が投資銀行時代に抱いたリアルな葛藤

 インポスター症候群に悩む成功者が多いことについて、崔氏は「立場やポジションが高い人ほどなりやすいというのは、すごく分かる」との見方を示す。

「インポスター症候群に関して、経済学や社会学でも相当な研究が溜まってきていて、それを見ると、先ほど男性もなりやすいとあったが、業界や職種においてマイノリティーであればあるほどなりやすい。例えばミシェル氏は大統領夫人、テイラーさんは歌手、そしてサンドバーグさんは経営者で、関連する業界での成功者は男性が多いと思う。だからこそなりやすかった。逆に女性が多い職場だと、男性の方がなりやすいのではないか」(崔氏、以下同)

 さらに、崔氏自身も、過去に投資銀行の会社員として働いていた際に、このインポスター現象に強く悩まされていたという生々しい体験を告白した。

「昔、投資銀行で会社員として働いている時も、まずロールモデルがいない、しかも、例えばフロントでどんどんお金を稼ぐという部門において、結婚して子育てして仕事もバリバリやっているという人が全くいなかったので、その業界の部門に配置されて本当にいいのだろうかとものすごく考えた。ただ、“インポスター症候群”と名前になっているし、みんな悩んでいるのかと思ったら少しは気持ちが明るくなっていった」

謙虚さのせいではない…「自分を客観的に見つめ直す」ことで広がる視界
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