■謙虚さのせいではない…「自分を客観的に見つめ直す」ことで広がる視界
インポスター症候群は、決して本人が「謙虚すぎるから」「自信がないから」起きるのではない。社会的な環境やステレオタイプによって、誰もが陥り得る罠なのだ。崔氏は、この現象を客観的に捉えることの重要性を次のように締めくくった。
「性格によって感じやすいわけではなく、社会的な状況、かつ自分がマイノリティーの立場だからこそなりやすいのだと客観的に見られるようになると、より良いのではないか。自分自身にもこれは言い聞かせている」
「自分には能力がない」と自分を責めるのをやめ、自分が置かれている構造を冷静に分析すること。インポスター症候群という名前を知り、それが社会的な状況から生まれる一時的な霧のようなものであると認識することこそが、ビジネスパーソンが自分らしさを取り戻し、次のキャリアへと自信を持って踏み出すための第一歩となるのかもしれない。
(『わたしとニュース』より)
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