「脳は使わなくなると元に戻らない」小中学校のAI授業を“年間30コマ新設”に専門家「考える力が弱くなってしまう」

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■「30コマは生成AIをやるわけではない」情報活用能力の育成が本質

鈴谷大輔氏
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 埼玉県の公立小学校教師でNPO法人・タイプティー代表理事の鈴谷大輔氏は、今回の指導要領改定案の趣旨について、「AI自体を学ぶことがすごくフォーカスされているが、実はそうではなくて、情報活用能力を育てるというところをすごく頑張ろうとしている」と説明する。

 情報活用能力には「情報を活用すること」「適切に使うこと」「情報の特性を理解すること」という3つのコンテンツがあり、それが全ての教科のベースになるという。「今のところ生成AIがすごくホットなキーワードなので、30コマ生成AIをやるんじゃないかという感じになっているが、実はそういうことではない」。

 文科省のこれまでの取り組みについては、「すごく妥当だと思う。一律に制限するわけでもなく、使いなさいと言っているわけでもなく、慎重さがすごく大事だということをガイドラインでも言っている。判断の最終基準は自分だということで、人間がちゃんと中心になって判断するというところもしっかり明記されている」と評価した。

 また、小学生の生成AI利用状況に関するデータにも触れ、「ベネッセの調査では、小学生が生成AIを知っている率は74.7%で、そのうち使ったことがあるのは8割を超えている。2023年は5割以下だったので、1.5倍に増えている」。

■「考える力が弱くなってしまう」
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