■「理想と現実のギャップ」現場への浸透が最大の課題
栗原氏は指導要領に書かれている内容自体の問題点よりも、それが現場に落ちてくるかどうかを懸念する。「書いてある要領は別に悪いことを言っていない。もともと問いを立てることとか言っているんだけれど、難しいのはその理想と現実だ。全国いろんな先生方がいて、学校の先生はそうでなくてもいろんな職場で多忙を極めている中で、本当にそのエッセンスを実現できているかというと、なかなかそうではない。学校の中で放置してしまっては目も当てられない」と語る。
この点について、鈴谷氏は「30コマは全コマに対して3%程度だ。例えば国語と情報の領域が合体した複合的な教育、部首とへんを組み合わせて漢字を作るプログラムを作ろうといった実践もある。何かを削るというよりは、新たにうまくカリキュラムを作り直すことで、教科の学びも大事だし、それを支える情報活用能力も大事だから、そこをちゃんと切り出してやろうという考え方だ」と述べた。
AIと子どもの関係について、栗原氏は「考える力を養えもするし、パワーアップしてくれる一方で奪う。やっぱり2つの面があることを理解することが一番重要だ」とし、「小学生に対する教育が花開くのは10年先だ。長い目で見ないといけない」。
鈴谷氏は「家庭で生成AIに触れている子どもたちが非常に増えているのが現状だ。それを学校で何も取り扱わないのかというと、そっちの方が罪が大きくなってきているんじゃないか」とした。
(『ABEMA Prime』より)
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