将棋の「伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦七番勝負」第3局があす7月29、30日の両日、北海道登別市の「祝いの宿 登別グランドホテル」で行われる。対局者は、タイトル防衛を目指す藤井聡太王位(竜王、名人、棋聖、棋王、王将、24)と、奪取を狙う伊藤匠二冠(叡王、王座、23)。シリーズはここまで両者1勝1敗のタイとなっており、中盤戦の大きな山場となる本局に向けてファンの期待は高まっている。
【映像】ギリギリで間に合った!? 伊藤二冠の和服(実際の映像)
そんな大一番を明日に控える中、前局のABEMA中継ではタイトル戦の裏側にまつわる興味深いエピソードが披露された。第2局で大盤解説を務めたのは、永世名人資格保持者で通算タイトル獲得12期を誇る森内俊之九段と、その弟子である野原未蘭女流二段(22)の師弟コンビだ。森内九段は、7月4、5日に静岡県浜松市の「浜松八幡宮楠倶楽部」で行われたシリーズ開幕局(第1局)で立会人を、野原女流二段は現地の大盤解説会の聞き手を務めており、解説の合間には、盤上の激闘の裏で起きていたという“プチハプニング”を紹介した。
野原女流二段によると、第1局では伊藤二冠の和服の到着が遅れ、対局に間に合わない可能性があったという。関係者が伊藤二冠にその旨を伝えたところ、慌てる様子もなく「あ、そうですか」「届かないんだから仕方ないじゃないですか」と泰然自若とした態度だったそうだ。このエピソードに対し、森内九段は「さすがですよね。23歳ですばらしい」とその落ち着きぶりを絶賛した。
宿泊先の部屋にあった浴衣で…




